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=高等学校

Q.1 大学受験をめざしています。通信制高校から大学受験は可能でしょうか
 高等学校(高校)には、全日制の課程・定時制の課程・通信制の課程があり、設置している課程により、それぞれ全日制高校・定時制高校・通信制高校と呼んでいます。二つ以上の課程を設置している場合は、併置校といいます。公立通信制高校のほとんどは併置校です。
 いずれの高校も、学校教育法第一条に定められた学校(通常一条校といいます)ですから、どの高校を卒業しても同等の「高校卒業生」です。通信制高校は「高校でないので卒業しても大学受験資格はない」というようなことを聞くことがありますが、これは全く間違いです。卒業後は、全日制・定時制高校卒業生と同じ進路選択の道がひらけています。


Q.2 通信制高校の学習システムを教えて下さい
 
通信制高校の学習(教育)方法は、高等学校通信教育規程(文部令)第二条によって「添削指導、面接指導及び試験の方法により行うものとする」と定められています。全日制・定時制高校にはこのような学習(教育)方法の定めはなく、大きく異なるところです。添削指導、面接指導は、それぞれレポート(指導)、スクーリング(指導)と呼ぶのが一般的です。
 通信制高校での学習は、教科書(全日制・定時制高校で使用するのと同じ教科書)と学習書等を使用して自学自習するのが基本です。その成果をレポートで先生に報告し添削を受けるとともに、直接先生に会って授業を受け、分からないところを尋ねたり近況を報告したりします。レポートの形式は各高校で異なりますが、生徒の負担増にならないよう工夫されています。


Q.3 毎日通学できません。高校の卒業単位の修得は可能でしょうか
 
どの高校の学習も学習指導要領(文部科学大臣公示)に準拠して行われ、単位の修得を校長が認定します。
単位の修得に関して同要領は、通信制高校における1単位の修得に必要な添削(レポート)指導回数と面接(スクーリング)指導単位時間(1単位時間は50分)が設けられています。
例えば、国語科の科目で2単位を修得するには、6回の添削指導(レポートを6枚提出すること)と2回の面接指導(50分の授業を2回受けること)を受け試験に合格すれば認定要件を満たすことになります。認定に要する指導期間の定めが同要領に無いので、各学校で1年、半年、2ヶ月のように学則で定めています。認定に要する指導期間(通常は学期といいます)が半年の学校であれば、15単位の修得を目指す場合、半年の間にレポートを約45枚提出し50分の授業を45回程受けます。授業は1日に数回受けられるよう時間割が組まれていますから、毎日通学して授業を受ける必要はありません。


Q.4 転入や編入に際して前籍校で取得した単位は認められますか
 
学籍を継続して他の学校に変わることを転入学、中途退学で学籍を無くした後、再度他の学校に入ることを編入学といいます。公立通信制高校では特別な理由が無い限り、転・編入学受入の時期が決められていますが、私立通信制高校の多くは随時受入をしています。 通信制高校は、1年生、2年生といった学年がありません。単位制です。単位制は3年在籍、74単位(必履修科目の単位を含む)修得が卒業に必要な要件です。ほとんどの私立通信制高校で、前籍校の在籍期間と修得単位を合算して卒業を認定しています。 他に単位の計算に入らない特別活動時数が卒業要件にありますが、各学校が工夫して時数を満たすように指導しています。


Q.5スポーツに十分な練習時間が欲しい。全日制高校に進学したら毎日通学しなければならないのでその時間がありません。通信制高校を進学先として選択できますか
 
通信制高校は毎日通学する必要がありません。通信制高校に進学すれば、定められた枚数のレポートの提出、定められた回数のスクーリングを受けテストに合格すれば単位が修得できます。3年間で74単位を修得すれば高校を卒業できます。自分で自由になる時間が十分にできますから、存分に練習ができます。


Q.6入学した全日制高校のコースがあわなく5月の連休明けから欠席が続くようになった。夏休み後担任の先生からこのままでは留年の可能性があり、留年したら、高校卒業に4年はかかると指導された。
通信制高校には留年がありませんから、10月に通信制高校に転入すれば3年で卒業できます。 ほとんどの私立通信制高校は2期制で、それぞれの期末に単位を認定します。10月転入は後期の始まりになります。1年目後期、2年目前・後期、3年目前・後期の5期で74単位を修得します。高校在籍期間は前籍校の在籍期間と合算しますから3年になります。これで卒業に必要な要件を満たすことになります。

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